人類滅亡への道筋1945〜2xxx
零章
1945年7月30日 アメリカ西海岸
その日は豪雨が降り空には厚い雲が広がっていた
その中を一機の飛行機が飛んでいたことなど、戦争は遠い場所での事だと思っている米本土の人々が気付くはずもなくその一機は次第に本土の中心部へととびさっていった。
晴嵐に搭乗していた三島技術大尉にはこの小さな50キロ爆弾ひとつの中身が60年過ぎた後に世界を滅ぼすなど想像もつかなかった。
ただ彼は国の為に尽くせることができる上に、米本土空襲などという大任を担えたのだからそれ以外に頭を働かせる余裕はなかった…
真珠湾の奇襲を成功させたところから始まった大東亜戦争の戦局は、ミッドウェーで赤城、加賀、飛竜、蒼竜を失った辺りからアメリカに巻き返されている。
最早、制海権や制空権など無いに等しい大日本帝国海軍は、伊号潜水を単艦特務扱いで燃油や食料を満載し7月7日に秘密裏に出航させたのだった。
普段の乗員と更に航空機の為だけに整備士が4人と軍医と思わしき者が三人乗艦していた。
今回の任務に伴い艦の改修が行われ、士官室が無くなり様々な装置が搬入されたが乗員にも一部を除いて知るものはいない。
彼等7人は、乗員と接することもなく作戦決行までは謎の装置を使って実験を繰り返していた…
そして決行日となった、敵の目を防ぐのにこれ程の天候はない。
潜望鏡で周囲を確認して浮上した伊号潜水艦は、甲板上で晴嵐の最終整備に取り組んでいた。
02:00
新型爆弾を装備した晴嵐は荒れ狂う豪雨の中を飛び去った。
燃料の続く限り三島技術大尉は東に飛び続けた。
そしてれた荒れ地の上に爆弾を投下した、が…爆発しない。
不発だったのだ。
仕方なく作戦失敗時の手順を実行した
自らの痕跡を消すために着陸して爆弾を埋め、晴嵐を分解して隠して潜伏。
途中で全て無げだし死にたくもなったが全て指示通りに動いた
間もなく帝国は敗戦した。
この爆弾は大尉の誰にも存在がわからぬものとなった…
しかし全てはここから始まったのだった…
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