2005年08月01日
「現在カリフォルニア州では全域に警戒を呼びかけています。絶対に家から出ずに、施錠をしてください。
現在、謎の集団による暴力事件が発生しています。
州では原因の調査にあたっていますので外出されないようにおねがいします。」
と州のヘリコプターが告げた後五時間が経過していた。
さっきからテレビをつけてもカメラはスタジオで固定されたまま動く気配はない。
そしてニュースキャスターの姿すら映っていない…
そろそろ我慢の限界だ。
幸い銃砲店を営んでいた為に、武器はある。
なんでも来い、と覚悟を決めて防弾装備とガスマスクを装備してAN94を手にグロック18とデザートイーグルをホルスターに、そしてP90を背中に背負い街にでた。
その瞬間に気付いた。
血の匂いだ…
湾岸戦争では100人以上の死を見てきたから、よくない状況であるのは確かだ
通りには大量の空になった薬莢が転がり、脇にはAK47が落ちていた。
とすると、これは暴徒とやらの持っていた武器か、それとも市民が護身用に使ったのか…
それより本当にいつまで47使い続けるつもりだよ…
せめてもう少し新型買えばいいのに…
などと、どうでもいいことを考えていたが、とあることに気が付いた。
銃と共に血まみれの腕が落ちていて、そこから血の跡が続いている。
ここまでするとは…
よほど頭の逝ってしまっている奴等のようだ。
血の跡を追いかけて通りを覗くと、銃の主がいた。
壁にもたれかかった腕のない男。
そして彼に襲いかかる五人。
助けなければ…
本能的に思った脳が次の瞬間には行動させていた。
一番近くにいるやつから準にANで胸を撃ち抜き…
何故だ、倒れない…
銃声に気付いたAKの持ち主が「頭を狙え」と弱った声で叫んでいる。
すかさず頭を撃ち抜くと力がぬけたようにその場に倒れふして動かなくなった。
残りも同様に無力化して、男のもとへかけより安否を確かめた。
幸い「たった一夜でバイオハザードみたいな世の中になっちまった」なんて減らず口は叩けるみたいだ。
取り敢えず奴等について聞いたところ、彼等は一度死んでいて何らかの影響によって動き出したそうだ。
因みに頭部以外は硬化しており、並みの銃弾ではかすり傷すらつかないと言う…
死んだら奴等のようになるらしい。
これだけの情報が得られただけでも恩の字だ。
しかしこのまま彼を連れたままでは満足に動けないだろう。殺すべきなのか生かすべきなのか…
「奴等に成り下がりたくはないから殺してくれ。」
どんどん弱っていく彼はそう言ってうずくまっている…
あっさりと言ってくれやがる。
お陰で迷うことは無くなったが…
そして頭を狙い引き金を引いた
辺りに銃声がこだまする。
奴等が音に反応する可能性もあると思い、一旦装備を整えに帰ることにした…
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