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2009年3月

無能な軍人(将官ども)達のお陰で堅苦しい雰囲気から解放された。

長々と聞いたところで無駄な内容が8割を占めるありがたいお話によると、結局の所、現在はこのパンデミックを止めるためのワクチンはないらしい。

最後には核を使って彼らを殲滅することも辞さないだろうって締めやがった…

「こんな面倒な世界を作るとは神様も才能とかセンスがないのかねぇ…」
などとぼやきつつ会議室を後にした。

無宗教なので神様に何を言えど心は痛まない。

出るときにカードキーを渡された。
このカードがあればペンタゴン内部の一部を除いて自由に出入りすることができるそうだ。
セキュリティは5段階あり、Lv1〜Lv5となっているらしい。
渡されたのはLv3となっている。
カードを渡されるときによくわからない機械に眼を認識させられた。
映画とかで出てくる指紋認証ならぬ眼球認証か…

カードに設定されているレベル以下の通路やドアしか使えないらしい。

国防総省くらいになればこれくらいは当然か…

取り敢えず一緒に貰った地図を見て自分の入れるエリアに行ってみよう。

情報センターと書かれた部屋には巨大なモニターがあり各地の被害状況を映し出している。

現在の被害はすでに米本土の2割強になっている。

未だに現地では警察がどうにかしているらしく、無線を聞き取ることもできた。
その為比較的治安はいいらしい。

と言うことはラスベガスで自分を助けてくれた部隊も、まだ生きている可能性があるのか。

是非とも礼を言いたいものだ…

そこへ将軍閣下のご登場だ。

テレビでも稀に見ることのできる威厳のある頭の切れそうな方である。

見た目はザ ロックに出演していたション・コネリーの顔に名誉の負傷と思われる傷痕をつけた感じの人物と言えば分かりやすいだろう…

知る限りでは何故かベレー帽を常に被っている。

今日はテレビで出てきている時と違い殺気が表情の九割九部八厘を占めているような感じだ。

残りの二厘は常にベレー帽を被り続ける答えだろう。
推測だが実は円形脱毛症でそれを隠しているのが知れ渡らないかの不安だろう…

腰のホルスターにはIMIのデザートイーグル金メッキ仕様、背中にはAK103、更にはG36Aを手に持っている。

一国の軍事を司るものがこれほどにも愛国心の欠片もない装備をしてるとは…

将軍は真っ直ぐこっちに向かってきた。

マジで怖い

真正面に立ち手を差し出してきた。

それに応え握手した。

たちどころに表情がにこやかになった。「やぁ、ビリー覚えてるかい?
君の父親には世話になったよ。
ジャックの父親と言えばわかるかな?」

その瞬間頭の中で過去の記憶が一瞬して甦った。

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